女性医師による内視鏡検査

女性はがんの中で大腸がんが
死亡率トップです

近年、大腸がんの患者数が増加しており、大腸がんによる死亡者数も全てのがんの中で常に上位に位置するようになっています。特に2021年の調査では、男性は全てのがんの中で大腸がんによる死亡者数が2位、女性では1位と死亡率が高いことが際立っています。
大腸がんは、早期に発見できれば内視鏡だけの簡単な処置で完治できますが、それでも死亡率が高いということは、いかに発見が遅くれているかを物語っています。
大腸がんを早期のうちに確実に発見できるのは、大腸カメラ検査だけです。大腸がんの前がん病変として大腸ポリープができやすくなるのは40歳を過ぎたあたりです。早期発見・早期治療のために定期的な大腸カメラ検査を受けましょう。

2021年のがん部位別死亡者

  1位 2位 3位 4位 5位
男女計 大腸 膵臓 肝臓
男性 大腸 膵臓 肝臓
女性 大腸 膵臓 乳房

引用:国立がん研究センターによるがん情報サービス

女性は大腸がんの発見が
遅れがちです…

女性の患者様にお話を伺うと、以下のような理由で大腸がん検診を受けていなかった方が多い傾向があります。

  1. 大腸がん検診を受けたことがない
  2. 要精密検査になっても精密検査に行っていない

大腸がん検診を受けたことがない理由を聞くと、大腸カメラ検査を受けることが恥ずかしい、抵抗感があるという理由が多いです。また要精密検査になっても精密検査に行っていない理由としては、便潜血があっても、痔による出血ではないかと勝手に思い込んでしまって精密検査を受けないということが多いです。
しかし、大腸がんを早期のうちに発見、前がん病変である大腸ポリープを確実に発見できるのは大腸カメラ検査だけです。

女性医師による内視鏡検査

大腸カメラ検査は、肛門からスコープを挿入して大腸の粘膜状態をくまなく観察する検査です。そのことから、女性の患者様は恥ずかしさを覚えたり、抵抗を感じたりすることもあると思います。
当院では日本消化器内視鏡学会の内視鏡専門医の資格をもち、臨床経験も豊富な女性医師による大腸カメラ検査を実施しています。
また、検査に立ち会うスタッフも女性のみですので、少しでも抵抗なく大腸カメラ検査を受けていただける体制を作っています。ご希望の方はお気軽にご相談ください。

このような方にお勧めです

  • どうしても男性医師による内視鏡検査は緊張する
  • 男性医師だと恥ずかしくて大腸カメラ検査を受けることに気が進まない
  • 女性医師の方が、症状や検査方法の相談、不安事項などを正直に話しやすい

上記のようなお悩みをお持ちの方は、当院では女性医師・女性スタッフによる内視鏡検査を実施しておりますので、安心してご相談ください。

当院の内視鏡検査

楽に受けられる
経鼻内視鏡検査

胃カメラ検査は、これまでマウスピースを加えていただき、口からスコープを挿入する経口検査が主流でした。しかし、この方法ではスコープと繋がるファイバーが常に舌の根元を刺激してどうしても「オエッ」となってしまいます。
しかし、近年内視鏡装置の発達によってスコープは細くなり、鼻からスコープを入れる経鼻検査が可能になっています。
経鼻検査であればファイバーが舌根部を刺激しないため医師と話しながら検査を進めることができるほど、患者様に対する負担は軽減されています。

鎮静剤で苦痛を抑えた
経口内視鏡検査

経鼻内視鏡を希望されても、副鼻腔炎などで鼻の穴が狭くなっている、鼻血が出やすいなど患者様の鼻の状態や、処置の関係でどうしても経口検査を選択せざるを得ない場合があります。どうしても検査に対する不安が強い場合、緊張によってかえって検査に時間がかかってしまうケースもあります。
そんな時には、当院では鎮静剤を使用して、眠っているような状態で検査を受けて頂ける方法もご選択いただけます。また経口検査であれば、経鼻検査では不可能な拡大検査を行うことも可能です。拡大検査によって細部をより精細に表示できるため、早期がんの発見率向上につながります。最も楽で、最も精度の高い検査をご希望の方にお勧めです。

鎮静剤を使用した
大腸カメラ検査

大腸カメラ検査は肛門から挿入したスコープを、全長1.6~2m程度もある大腸全体の直腸から小腸との結合部や盲腸まで観察していきます。その際、曲がりくねっている腸をたぐり寄せたり、しわを伸ばしたりしながら検査を行うため、どうしても違和感を覚える患者様もいらっしゃいます。
また、不安や緊張から身体がこわばってしまうとかえってスコープが進行しづらくなってしまうこともあります。 そのため、どうしても大腸カメラ検査に不安が強い方や、以前開腹手術を受けたことのある方などには、鎮静剤を使って眠っているような状態のまま検査を行えるコースをお勧めしていますのでお気軽にご相談ください。

安心できる院内下剤に対応

大腸カメラ検査は、検査当日に腸の中に残留物がないようにしておく必要があります。そのため、事前に1.5L~2Lの腸管洗浄剤(下剤)を服用していただき、腸管をきれいにしておく必要があります。
通常は4時間程度でお腹の状態が落ちついてからご来院いただくのですが、正しい飲み方ができているのか、便はきれいになったものの、クリニックに行く途中にお腹が痛くならないか不安などのお悩みがあるかと思います。
そのため、当院では、プライバシーに十分配慮した下剤服用のための個室をご用意しており、院内でゆっくりと下剤を服用していただくことが可能です。院内でしたら、何か不安があった際にすぐにスタッフに相談することが可能ですので、初めて大腸カメラ検査を受ける方にお勧めです。ご希望の方は遠慮無くお申し出ください。

胃カメラ検査の費用

  1割負担 3割負担
胃カメラ検査 約2,000円前後 約6,000円前後
胃カメラ+
病理検査
約3,000円~5,000円前後 約9,000円~1,5000円前後

※初診料、採血費用は別途必要となります。

大腸カメラ検査の費用

  1割負担 3割負担
大腸カメラ検査 約2,500円前後 約7,500円前後
大腸カメラ検査+
病理検査
約3,000円~5,000円前後  約10,000円~17,000円前後
大腸ポリープ検査+
ポリープ切除術
約7,000円~12,000円前後 約21,000円~36,000円前後

※大腸ポリープを切除した際、適用している生命保険、及び医療保険のタイプ次第では、「内視鏡手術」という名目で、還付金が支払われるケースもございます。 詳細は保険会社にご確認ください。

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